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新たなトラックの標準的運賃(運賃水準8%引き上げ・荷役の対価等を新たに加算) 2024年6月1日施行~国土交通省~

2024年3月22日、国土交通省は、2020年4月に告示したトラックの標準的運賃について、運賃水準を8%引き上げるとともに、荷役の対価等を加算した新たな運賃を告示しました。今後、国土交通省は、関係省庁・産業界とも連携し、実効性の確保に努めるとともに、あらゆる手段を講じて、ドライバーの賃上げ原資の確保に向けて取り組んでいくことを発表しました。

「標準的運賃」等の見直しのポイントについては、次のとおりです。

  • 「標準的運賃」等の見直しのポイント
  •  ⑴荷主等への適正な転嫁
  •   ・運賃表を改定し、平均約8%の運賃引き上げ
  •   ・運賃表算定根拠となる原価のうち燃料費を120円へ変更
  •   ・荷役作業ごとの「積込料・取卸料」を加算
  •   ・荷待ち、荷役の時間が合計2時間超の場合、割増率5割を加算
  •   ・「有料道路利用料」を個別明記
  •  ⑵多重下請構造の是正など
  •   ・「下請け手数料」を設定(運賃の10%を別に収受)
  •   ・元請運送事業者は、実運送事業者の商号、名称等を荷主へ通知
  •   ・契約条件の明確化
  •  ⑶多様な運賃・料金設定など
  •   ・共同輸送等を念頭に「個建運賃」を設定
  •   ・リードタイムが短い「速達割増」
  •   ・有料道路を利用しないことによる長時間運転を考慮した割増設定など
  •   ・5車種(冷蔵・冷凍車、海コン、ダンプなど)の特殊車両割増を追加

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